原発事故時に甲状腺の被ばくを抑える安定ヨウ素剤についての講演会が舞鶴市で開かれました。
兵庫県篠山市のジャーナリストが、全市民にヨウ素剤の事前配布をしている篠山市の例を紹介し、事前配布の重要性を説きました。
兵庫県篠山市のジャーナリストが、全市民にヨウ素剤の事前配布をしている篠山市の例を紹介し、事前配布の重要性を説きました。
甲状腺がんは直ちに生命に危険をもたらすものではないため軽視される傾向がありますが、成長ホルモン等の分泌器官なのでそれを除切すれば一生涯甲状腺ホルモンを服用する必要があります。
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原発事故時のヨウ素剤事前配布、重要性学ぶ 京都・舞鶴で講演会
京都新聞 2017年7月11日
原発事故時に甲状腺の被ばくを抑える安定ヨウ素剤について学ぶ講演会がこのほど、京都府舞鶴市浜の市総合文化会館であった。兵庫県篠山市の原子力災害対策検討委員でジャーナリストの守田敏也さん(57)が、全市民にヨウ素剤の事前配布をしている篠山市の例を紹介し、事前配布の重要性を説いた。
舞鶴市で希望者へのヨウ素剤の事前配布を求めて活動する市民グループのメンバーでつくる「まいづる地域防災研究会」が企画。市内外から約120人が来場した。
守田さんは、事前配布によって、市民が最適のタイミングで服用できるだけでなく、「自治体職員の被ばくや業務を少なくできる」と指摘した。
篠山市では住民説明会を繰り返し開き、配布後のアンケート(約2千人回答)では紛失は3件で、誤飲はなかったことを説明。「大事なのは事前の学習。ただヨウ素剤を配るのではなく、合わせて防災の意識を高めることが重要だ」と強調した。