2017年7月6日木曜日

プラカード掲げ 頭下げ 原発 静かな抗議6年

 「原発いらない!」グループ・大分が大分市の九州電力大分支社前で連日続けている街頭活動が4日で、スタートから6年を迎えました。
 2011年の福島原発事故をきっかけに同市の島田雅美さん(70)が1人で始めたものが次第に輪が広がり現在は男女約10人になり朝と夕方に1時間ずつ交代で立っているということです。
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プラカード掲げ頭下げ 原発「静かな抗議」6年
大分合同新聞 2017年7月5日
 「原発いらない!」グループ・大分が大分市の九州電力大分支社前で連日続けている街頭活動が4日、スタートから6年を迎えた。2011年の東京電力福島第1原発事故をきっかけに同市長浜町の島田雅美さん(70)が1人で始め、次第に輪が広がった。政府や電力会社は原発再稼働を進めているが、「福島事故も収束していないのにとんでもない。原発が止まるまで諦めない」と訴える。
 現在のメンバーは男女約10人。朝と夕方に1時間ずつ、交代で立っている。周囲に配慮して大きな声は出さず、メッセージを書いたプラカードなどを掲げ、通行人や車に向かって頭を下げる「静かな抗議」だ。
 この日は朝から夕方まで、島田さんらが「原発やめよう」とアピール。
 「何が何でも原発ありきというやり方は間違っている。子どもたちの命や未来を守るためにも原発はいりません」と、九電社長宛ての抗議文も提出し、川内原発(鹿児島県)と玄海原発(佐賀県)の再稼働に反対した。
 島田さんは「原発は人間の手に負えない危険なもの。止めるのは大人の責任。このままでは死んでも死にきれない」と強調した。