新潟の市民団体「なくそう原発・新潟市民ネット」が毎週金曜日に行っている柏崎刈羽原発の再稼働に反対する街頭活動が7月で5年となります。
2012年7月から毎週金曜日に集会などを行い、これまで230回以上の活動に延べ4600人が参加しました。14日(金)もJR新潟駅周辺で、市民ら約70人が反原発の街頭活動を行いました。
それとは別に、レイバーネットが14日の国会前での反原発抗議集会について「深刻化するフクシマの現実」と題して、動画(10分弱)付で報じましたので紹介します。
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原発ゼロ訴え5年 新潟でデモ 再稼働反対の市民グループ
新潟日報 2017年7月15日
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に反対する市民団体「なくそう原発・新潟市民ネット」が毎週金曜日に行っている街頭活動が7月で5年となる。市民ネットは14日、新潟市中央区のJR新潟駅周辺で、市民ら約70人が「原発をゼロに」などと声を上げた。
市民ネットによると、東電福島第1原発事故後、2012年7月から毎週金曜日に集会などを行い、これまで230回以上の活動に延べ4600人が参加した。
新潟駅近くの公園で14日に開いた集会では、参加者が反原発を訴えた。福島県郡山市から新潟市江南区に避難している女性は「原発事故で受けた心の傷は大きく、深い。人生に希望が見いだせない」と語った。
深刻化するフクシマの現実~7.14反原発金曜行動レポート
レイバーネット 2017年7月15日
7月14日金曜日、連日の猛暑もあって、この日の官邸前と国会前の反原発抗議集会は少なかった。しかし福島事故は収束するどころか、その深刻度は増しつつある。目を開き耳をふさがなければ、じわりじわりと未知の現実が迫っていることが理解できよう。
7.14 反原発抗議金曜行動レポート動画 (9分35分)
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官邸前では「ふるさと双葉町を返せ」のプラカードを首から提げている亀屋幸子さんが訴えた。「いま福島はますます悪くなっています。甲状腺がんの子どもたちは191人に増えました。手術すればすむ問題じゃなく、一生ホルモン剤を飲みつづけなければならない。自分の孫だったらどうしますか?」。また「白血病や若者の突然死で死亡者は増えています」と福島の実態を語った。
国会前では、いつも東電事故の現状を報告している川崎の春橋哲史さんは「タンク内汚染水の貯留量が100万トンを超えました。川村会長は貯留の限界はあと2年分と認めた」と報告した。では、そのあとはどうなるのか? 文京区の菅谷ファミリーは「このままでは日本は世界の核のゴミ捨て場になってしまう」と訴えた。ーーそれでいいんですか? 〔木下昌明〕