2017年7月27日木曜日

27- 柏崎刈羽原発 規制委員長 確信なくば合格させずと

 東電に原発を運転管理する資格はあるのかということはこれまでも繰り返し言われてきました。「もんじゅ」の運転管理主体の日本原研開発機構も絶えずそう批判され、そちらについては様々な経緯を経て廃炉に決まりました。
 柏崎刈羽原発6・7号機の審査の一環として、27日から2日間の日程で行われる現地調査に先立って田中規制委員長は26日の記者会見で、「安全上の観点からいろんな考え方や実力などを確認する。東京電力は、ほかの電力会社とは違う。私としては、それなりの確信が得られないとなかなか判断できない」と述べ、原発を安全に運転できるか確信が得られない場合は、合格させない考えを示しました。
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柏崎刈羽原発 規制委員長「確信なくば合格させず」
NHK NEWS WEB 2017年7月26日
再稼働の前提となる国の審査が終盤を迎えている新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所について、原子力規制委員会の田中委員長は、27日から現地調査を行うのを前に「東京電力は、ほかの電力会社と違い、それなりの確信が得られないと判断ができない」と述べ、原発を安全に運転できるか確信が得られない場合は、合格させない考えを示しました。

国の審査が終盤を迎えている東京電力の柏崎刈羽原発6号機と7号機について、原子力規制委員会の田中俊一委員長は審査の一環としては、初めて現地調査を行うことにしています。
調査は、27日から2日間の日程で行われ、発電所の所長らに安全に対する考え方や事故が起きたときの対応などを聞き取ることにしています。
これについて田中委員長は、26日の記者会見で「安全上の観点からいろんな考え方や実力などを確認する。東京電力は、ほかの電力会社とは違う。私としては、それなりの確信が得られないとなかなか判断できない」と述べ、原発を安全に運転できるか確信が得られない場合は、合格させない考えを示しました。

柏崎刈羽原発をめぐっては、原子力規制委員会の審査で「免震重要棟」という緊急時の対応拠点の耐震性について、東京電力が誤った説明を続けていたことが明らかになるなど、地元からも不信の声が上がっていました。