2024年4月13日土曜日

能登半島地震発生後初めての志賀原発2号機の審査会合

 12日、都内で開かれた規制委の審査会合で北陸電力は、能登半島地震後の志賀原発の敷地内や周辺にある断層の調査結果について、敷地内で舗装の亀裂や沈下は79か所みつかったものの、いずれも地下の浅い部分の変化で断層の活動によるものではなく、砂が噴き出した痕跡なども見られないことから液状化も発生しなかったと判断され、当初の評価に今回の地震が与えた影響はないと報告しました。

 装置に加わった加速度(ガル)に言及(記載)がなく基準地震動の評価が行われなかったのは何故でしょうか。
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能登半島地震発生後初めての志賀原発2号機の審査会合
                           石川テレビ 2024/4/12
能登半島地震の発生後初めて、北陸電力、志賀原発2号機に関する原子力規制委員会の審査会合が開かれました。
12日、都内で開かれた審査会合で北陸電力は、能登半島地震後の志賀原発の敷地内や周辺にある断層の調査結果を示しました。それによりますと、敷地内で舗装の亀裂や沈下は79か所みつかったものの、いずれも地下の浅い部分の変化で断層の活動によるものではなかったとしています。
また、砂が噴き出した痕跡なども見られなかったとして液状化も発生しなかったと報告しました。
その上で北陸電力は、審査を申請した当時の評価に今回の地震が与えた影響はないとしました。
これに対し委員からは、北陸電力の説明に理解を示す一方で、敷地周辺の断層に関する追加調査や今回の地震で得たデータを盛り込んだ資料の提出を求めました。


志賀原発の敷地内断層に動いた形跡なし 津波評価も従来と変更せず 北陸電力
                      テレビ朝日系(ANN) 2024/4/12
原子力規制委員会の審査会合で北陸電力は、能登半島地震で志賀原発の敷地内断層が動いた形跡はなく、津波評価も従来と変更はないと説明しました。
 北陸電力は12日、最大震度7の揺れとなった能登半島地震で志賀原発の敷地内の断層や到達した津波の影響などについて説明しました。
 今回の地震では敷地内の断層に動きはなく、液状化も起きなかったとしています。
 また、最大で海抜4メートルの津波が来たものの、敷地は海抜11メートルの高さにあり、影響もなかったとしています。
 これに対して規制委は今後、学会などから出てくる新しい知見を十分に取り入れてさらに詳しく説明するよう求めました。


北陸電の説明、大筋了承 能登地震後初の志賀原発審査 規制委
                             時事通信 2024/4/12
 原発再稼働の前提となる審査で、原子力規制委員会は12日、北陸電力志賀原発(石川県志賀町)の地震や津波について、能登半島地震後初めて検討する会合を開いた。
 北陸電は、敷地内断層や敷地近くの活断層が地震で動いた形跡はなく、従来の想定を変更する必要はないと説明。規制委側も大筋で了承した。
 北陸電によると、能登地震で敷地内に約80カ所の段差やひび割れなどが見つかったが、いずれも岩盤に影響するものはなかった。敷地内の断層や、敷地の東約1キロにある活断層「福浦断層」(長さ約32キロ)についても、地震に伴う活動の痕跡はなかったとした。