2024年4月17日水曜日

齋藤経産相「核燃料装荷」は「再稼働そのものではない」

 東電は、柏崎刈羽原発7号機の原子炉に燃料を入れる「燃料装荷」を15日から始めました。この作業について齋藤経産は、閣議後の会見で「燃料装荷再稼働ではなく設備や機器の健全性の確認」と強調しました。

 装荷後検査が終われば再稼働が可能な状態になりますが、地元自治体の同意などハードルが高く、具体的な再稼働の時期は見通せません。
 花角知事は、「7号機への燃料装荷は一連の様々な対策工事の確認検査のひとつの過程プロセスだと思う。再稼働の議論に影響はない」と述べました。
 また「能登半島地震を踏まえた災害の対応について、県としてもいずれ知見をまとめる必要がある」と述べ、今後、技術委員会に議論を求める可能性があると話しました。
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柏崎刈羽原発7号機「核燃料装荷」進む 齋藤経産大臣「再稼働そのものではない」
                        UX新潟テレビ21 2024/4/16
東京電力は、柏崎刈羽原発7号機の原子炉に燃料を入れる「燃料装荷」を15日から始めています。齋藤健経済産業大臣は、閣議後の会見で「再稼働ではなく設備や機器の健全性の確認」と強調しました。
東京電力によりますと16日午前7時現在で、12体の燃料棒の装荷を完了したということです。柏崎刈羽原発7号機の燃料プールに保管されている872体の核燃料は、10日から2週間かけて原子炉に入れられる予定。東電は、核燃料を入れたのち、制御棒が正常に作動するかや、非常用の冷却機能が作動するかなどを検査します。
齋藤健経済産業大臣
「原子力を安全に運転するために、新規性基準に基づいて、設備や機器の健全性の確認、これを進めているところであります。7号機の原子炉への燃料装荷、再稼働そのものではありません。」
検査が終われば再稼働が可能な状態になりますが、地元自治体の同意などハードルが高く、具体的な再稼働の時期は見通せません。
齋藤大臣は「理解が得られるよう説明を尽くして、地元の実情を踏まえて丁寧に進めていきたい」と話しました。


柏崎刈羽原発7号機の燃料装荷 新潟・花角知事「再稼働議論に影響ない」
                       NST新潟総合テレビ 2024/4/17
東京電力が柏崎刈羽原発7号機の検査の一環として、原子炉に核燃料を入れる燃料装荷を15日に開始したことについて、花角知事は再稼働議論には影響がないという考えを改めて示しました。
15日、柏崎刈羽原発7号機の再稼働に必要な検査の一環として原子炉に核燃料を入れる燃料装荷を開始した東京電力。
16日午前7時現在で872本のうち12本の装荷が完了しているということです。
今後、2週間を目安に燃料プールに保管されている核燃料を原子炉に移し替えるとしています。これを受け、花角知事は…
花角知事
「7号機への燃料装荷は一連の様々な対策工事の確認検査のひとつの過程プロセスだと思う。特に申し上げることはない。再稼働議論に影響はない
このように述べ、燃料装荷前と変わらず、「検査の過程に過ぎない」という見解を繰り返し、東京電力に対しては「慎重に安全に進めて欲しい」と求めました。
また、「能登半島地震を踏まえた災害の対応について、県としてもいずれ知見をまとめる必要がある」と述べ、今後、技術委員会に議論を求める可能性があると話しました。