東電は14日、福島第1原発1号機の格納容器内部を調査する水中ロボットのカメラが使用中に故障したトラブルについて、ケーブルの被覆ゴムが破れ、そこから水が浸入したことが原因とみられると発表しました。
ケーブルをドラムから送り出したり巻き上げたりする作業でしわが発生することは模擬試験で確認していたのですが、それが構造物に引っかかって破れたことに「現場の環境が想定以上だった」としています。お粗末な話です。
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ロボカメラ故障、ケーブル覆うゴムの損傷原因 第1原発1号機調査
福島民友 2022年4月15日
東京電力は14日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器内部を調査する水中ロボットのカメラが使用中に故障したトラブルについて、ロボットにつながるケーブルを覆うゴムが破れ、そこから水が浸入したことが原因とみられると発表した。
東電によると、ケーブルを送り出したり巻き上げたりする作業が続き、ゴムのカバーにしわが発生。そのしわが、調査ルート上にある構造物に引っかかったことで、1センチ程度の穴が開くなど損傷した可能性があるという。
このため東電は、ケーブルがこの構造物に接触しないように調査ルートを見直すほか、必要以上にケーブルを使わないなどの対策を講じる。また、各調査段階でケーブルの状態とカメラの調子を確認する手順も加える。東電は模擬試験でしわが発生することを確認していたというが「現場の環境が想定以上だった」としている。