中国電力は、太陽光発電でまかなった電力でカーシェアを運用する「完全自立型EVシェアリングステーション」の実証実験を4日から始めました。外部からの電力供給をうけずに完全に独立させ、太陽光発電による電力のみで運用します。
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電気自動車の充電ステーション 太陽光発電で完全自立型 実証実験始める
中国電力
広島ニュースTSS 2022/4/4
CO2の排出ゼロを目指す、世界初の試みです。中国電力は、太陽光発電でまかなった電力でカーシェアを運用する「完全自立型EVシェアリングステーション」の実証実験を4日から始めました。
「完全自立型EVシェアリングステーション」は、電気自動車を充電するためのEVステーションを、電線など外部からの電力供給をうけずに完全に独立させ、太陽光発電による電力のみで運用します。
そして、このEVステーションに世界で初めてカーシェアを組み合わせ、走行時のCO2排出量をゼロにすることが可能となっています。
【梅田記者】:「日中は屋根につけられた太陽光パネルにより電気自動車を充電するだけでなく、こちらの蓄電池に電気をためておくこともできます。これにより夜でも車の充電が可能となっています」
4日から始まったこの実証実験は、中国電力が、広島県などと共同で行っており、脱炭素社会の実現に向けて、電気自動車の普及が進むことが期待されます。
【中国電力・清水希茂社長】:「地域のカーボンニュートラルの実現に向けて、少しでも貢献できるように努めていきたい」
【広島県・湯崎英彦知事】:「温暖化対策に官民一体となって取り組んで、成長・発展のチャンスにつながるよう、果敢にチャレンジしていく必要がある」
中国電力では今後5年をめどに実証実験を行い、将来の実用化を目指します。