廃炉作業中の高速増殖原型炉もんじゅの核燃料の全量計370体の取り出しが終わりました。
取り出した分は6月ごろから「燃料池」と呼ばれるプールへの移送作業を始め、12月までに終える予定で、取り出し作業前から貯蔵槽にあった160体と合わせ、最終的に計530体がプールに保管されることになります。
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もんじゅ、核燃料取り出し完了 廃炉作業で計370体
共同通信 2022/4/22
日本原子力研究開発機構は22日、廃炉作業中の高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の原子炉内にあった核燃料計370体の取り出しを終えたと発表した。2019年9月以降、数回に分けて取り出し作業をしており、今年3月30日から最後の124体を取り出していた。
機構によると、今回取り出した燃料は、原子炉横の冷却材の液体ナトリウムで満たされた「燃料貯蔵槽」に入っており、6月ごろから「燃料池」と呼ばれるプールへの移送作業を始め、12月までに終える予定。
取り出し作業前から貯蔵槽にあった160体と合わせ、最終的に計530体がプールに保管されることになる。