2022年4月2日土曜日

02- ロシア軍 チェルノブイリ原発から撤退

 ロシア軍、チェルノブイリ撤退 ウクライナに管理移す

                             共同通信 2022/4/1
【キーウ共同】ウクライナの原子力企業エネルゴアトムは3月31日、北部チェルノブイリ原発について、ロシア軍が完全撤退し、ウクライナ側が管理を取り戻したと発表した。国際原子力機関(IAEA)は、近日中の支援団派遣に向けウクライナ当局と調整していると明らかにした。
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 同社によると、ロシア軍は原発をウクライナ側に移管すると31日付の文書で確認した。
 ロシア側の包囲攻撃が続く南東部マリウポリでは多くの市民が閉じ込められ、人道危機が指摘される。ロシアは31日、マリウポリからウクライナ側へ市民を退避させるため人道回廊を4月1日に設けると発表した。


ウクライナ原発の安全確認へ IAEA局長、ロシア側と協力
                             共同通信 2022/4/1
 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は1日、訪問先のロシア西部の飛び地カリーニングラードで、来週からウクライナ国内で原発など原子力関連施設の安全を確認する活動を始めると述べた。インタファクス通信などが伝えた。
 ロシア国営原子力企業ロスアトムのリハチョフ総裁との会談後、記者団に明らかにした。グロッシ氏は、ウクライナの原子力施設は基本的に安全な状態にあるとしつつ「確認が必要な案件がいくつかある」と話した。
 リハチョフ氏は会談後、ウクライナの原発の安全確保についてIAEA側と協力していく考えを示した。