村井宮城県知事は、女川原発2号機を24年2月に再稼働させるに当たり、「本年度中に住民が参加した形で避難訓練を実施したい」と述べました。2月に行われた避難訓練では新型コロナウイルスの影響を踏まえ、地元住民の参加は見送られました。
地元住民17人が同原発の避難計画には「実効性がない」などして、21年5月に仙台地裁に再稼働の差し止めを求める訴訟を起こしています。
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女川原発避難訓練、年度内に住民参加で実施へ 村井宮城知事が表明
河北新報 2022/4/5
女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)を2024年2月に再稼働させる東北電力の方針について、村井嘉浩知事は4日の定例記者会見で理解を示した上で、「本年度中に住民が参加した形で避難訓練を実施したい」と述べた。重大事故を想定した同原発の原子力総合防災訓練が2月に行われたが、新型コロナウイルスの影響を踏まえ、地元住民の参加は見送られた。
村井知事は、燃料費高騰による電気代の値上げや二酸化炭素の排出抑制の必要性を挙げ、「原発はベースロード電源として重要なエネルギー源」と指摘。東北電の樋口康二郎社長が3月28日に県庁を訪れ、報告を受けたと明らかにし「安全の最優先は当然だが、万が一、何かあった場合は包み隠さず情報を提供してほしいと伝えた」と話した。
(後 略。上下水道と工業用水、新型コロナ感染者数、病院の再編成等の件については省略します)