2022年7月25日月曜日

福島原発事故後の除染土問題で対話フォーラム 広島市

 福島原発事故後の除染で出た大量の汚染土の問題について、理解を深めてもらおうと、5回目の対話集会が広島市内で開かれました。
 現在、福島県内にある中間貯蔵施設に運ばれている汚染土は、2045年までに県外で最終処分することを決定しています。対話集会は環境省が全国で行っていて、23日は山口環境大臣や学識経験者らが議論を交わし集会にはオンラインを含め約130人が参加しました。
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福島県外最終処分を強調 除染土壌で環境省、広島で対話フォーラム
                            福島民友 2022/7/24
 県内の除染で出た土壌などを最大30年保管する中間貯蔵施設(大熊町、双葉町)を巡り、環境省は23日、県外での最終処分に向けた「対話フォーラム」を広島市で開いた。県外最終処分の実現性を疑問視する来場者の意見に対し、山口壮(つよし)環境相は「(土壌の再生利用計画などについて)安全性を示しながら可能にする」と国民の理解醸成に向け対話を重ねていく考えを強調した。
 県外最終処分は2045年3月までの完了が法律で定められている。しかし環境省の調査では県内で約5割、県外で約8割の人に十分に認知されていない現状がある。同省は中間貯蔵施設の役割や、土壌の再生利用など保管量を減らす取り組みを知ってもらおうと、昨年度から全国各地で対話フォーラムを開催している

 5回目となった今回は、山口氏や東大大学院の開沼博准教授(いわき市出身)、東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)館長を務める高村昇長崎大教授らが登壇した。
 来場者からの「県外処分は現実的ではないのでは」との問いに対し、山口氏は「『県外で受け入れてもらえるのか』と思っている県民もいるが、専門家の意見を聞きながらデータで安全性を示していく」と述べた。最終処分に関する情報発信については「環境省は何かを隠したり、(事実を)歪曲(わいきょく)したりしない。正確に事実だけを伝えていく」と強調した。
 フォーラムはオンラインでも配信された。