2022年7月21日木曜日

浜岡原発、防潮堤かさ上げ困難と規制委員長

 原子力規制委の更田委員長は20日の記者会見で、浜岡原発で想定される津波が、既存の22mの防潮堤を越え、22・7mに達する可能性に関して「あれだけの構造物の場合、かさ上げは簡単ではない」と述べました。しかし防潮堤は予想される津波高に対して十分に余裕を持つ必要があるので、困難であろうとも嵩上げは必須でそれが出来ないのであれば廃炉にするしかありません。

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浜岡原発、防潮堤かさ上げ困難か 規制委員長、議論の焦点とも
                            共同通信 2022/7/20
 原子力規制委員会の更田豊志委員長は20日の記者会見で、中部電力浜岡原発(静岡県)で想定される津波が、既存の防潮堤を越える可能性に関して「あれだけの構造物の場合、かさ上げは簡単ではない」と述べた。再稼働に向けた審査で、防潮堤は大きな議論の焦点になるとの認識を示した。
 中部電は15日、南海トラフ巨大地震が起きた際に想定する津波の高さを最大で22.7メートルにすると規制委の審査会合で提示。海抜22メートルの防潮堤を上回るため、かさ上げなど新たな対策が必要になる可能性が高まっていた。