福島原発事故による影響を調査してきた国連科学委員会のハース前議長は19日、日本記者クラブで会見し、「データ上 放射線被ばくが直接影響した健康被害はない」との見解を改めて示し、子どもの甲状腺がんの診断数が増加したことに関しては「広範囲に及んだ高感度スクリーニングの結果だ」と述べました。これは福島県民健康調査検討委員会の見解と瓜二つのものです。
少なくとも「高感度スクリーニングの結果」というのであればそれを数理的に証明する必要があります。
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健康被害「影響認められず」 原発事故調査、今後も変わらず 国連
時事通信 2022/7/19
東京電力福島第1原発事故による影響を調査してきた国連科学委員会のハース前議長は19日、東京都内の日本記者クラブで会見し、「(データ上は)放射線被ばくが直接影響した健康被害はない」との見解を改めて示した。
調査は、最新のデータを基に独立した立場の多数の専門家が関わっており、「今後結論が大きく変わる可能性は低い」と強調した。
ハース氏は、将来的ながん発生率への影響についても「識別できる水準になるとは考えにくい」と説明。事故後に周辺で子どもの甲状腺がんの診断数が増加したことに関しては「広範囲に及んだ高感度スクリーニングの結果だ」と結論付けた。