2022年7月25日月曜日

日本の放射能汚染水放出計画を中国が厳しく批判

 日本の原子力規制委、福島原発に貯蔵されている130万トン以上のトリチウム汚染水を放出する計画に最終承認を与えたことに対して、中国外務省の汪文斌報道官「福島の放射能汚染水処分は、世界の海洋環境と太平洋沿岸諸国の公衆衛生に影響を与えかねない。それは決して日本だけの問題ではない」と述べました

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                マスコミに載らない海外記事 2022年7月25日
                      Russia Today 2022年7月24日
 日本の原子力規制委員会は、論争の的になっている破壊した福島原子力発電所に貯蔵されている130万トン以上の水を放出する計画に最終承認を与え、環境に対する危険の可能性や、予想できない結果に関し隣国中国からの厳しい反応を引き起こした。
 金曜日(⇒22日)の決定に対し「福島の放射能汚染水処分は、世界の海洋環境と太平洋沿岸諸国の公衆衛生に影響を与えかねない。それは決して日本だけの問題ではない」と中国外務省の汪文斌報道官が述べた。
 「日本が、自国権益が国際社会の公共利益より優先すると主張して、危険な処置をとれば、無責任な行動に対する代償をを支払い、歴史に汚点を残すのは確実だ」と彼は補足がした。
 2011年、マグニチュード9.0の地震と、続く破壊的津波の後、3つの炉心が溶融し、福島第一原発は冷却システムが破壊された。当時、汚染された大量の水が太平洋に流れ、日本の東海岸沿いの地域の大規模避難を引き起こした。
 事故後、原子炉を冷却するために使用された水は、原発で何百というタンクに格納されている。濾過され、放射能汚染の多くを取り除く先進的処理過程を経てはいるが、依然多少の放射性同位元素、主にトリチウムを含んでいる。
 金曜、日本の原子力規制委員会に公式承認された放水計画では、この汚染水を、水中トンネル経由、福島県海岸沖約一キロのところで放水する予定だ。東京は来春までに、この作業に着手したいと願っているが、トリチウムに汚染された水は、ゆっくり放出し、日本の規則に一致した水準に薄めなければならない為、放水は数十年かかるかもしれない。
 金曜日、当局は原発オペレーター東京電力ホールディングス(TEPCO)に「汚染水の発生量を減らし、放水作業を合理化する」べきだと述べた。
 唯一実行可能な選択肢と日本がみなしている放水計画は、長年、日本や海外で論争を引き起こしている。福島県の漁師は、水が住民と生物に有害な可能性の恐れを巡り抗議している。中国政府が繰り返し、汚染に関する懸念を述べているのに加えて、韓国や他の国々でも、活動家が、この計画に反対している。
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記事原文のurl: https://www.rt.com/news/559538-fukushima-radioactive-water-china/