2022年7月9日土曜日

09- 楢葉の川で「アユ限定」釣り解禁 「基準値」を大きく下回ったと

 福島県楢葉町の木戸川の河口から約7キロの範囲に限定してアユ釣りが2日福島第一原発事故後、初めて解禁された昨年に続き解禁され早朝から多くの人が釣りを楽しんでいます。木戸川は水温が低く、身の引き締まった香りの良いアユが釣れることで知られています

 肝心の放射性物質の量は、国の基準kgあたり100ベクレルを大きく下回っているということですが、あまりにも基準値は高いので実際のレベルを公表すべきでしょう。
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楢葉の川で「アユ限定」釣り解禁、現在は「基準値」大きく下回る
                             読売新聞 2022/7/9
 福島県楢葉町の木戸川で2日からアユ釣りが解禁され、早朝から多くの人が釣りを楽しんでいる。福島第一原発の事故後、初めて解禁された昨年に続き、河口から約7キロの範囲に限定しての解禁となった。
 木戸川は水温が低く、身の引き締まった香りの良いアユが釣れることで知られる。2015年に避難指示が解除された後も、アユから国の基準値(1キロ・グラムあたり100ベクレル)を上回る放射性セシウムが検出されたため、木戸川漁業協同組合は釣りの自粛を続けていたが、現在は基準値を大きく下回り、アユ限定で釣りを解禁した。
 解禁初日に訪れた富岡町出身で、茨城県石岡市に住む男性会社員(22)は「木戸川は、小さい頃から来ている思い出の場所。富岡でも、昔のようにアユが釣れる日が来るといい」と話していた。
 同組合では今年5月に稚アユ400キロを放流し、今月中旬にも成魚100キロの放流を予定している。投網は8月1日から解禁される。