浜岡原発は津波問題が注目される以前に、震源の真上にあるので世界一危険な原発と指摘され、菅直人政権時代に原発の停止を命じられたという経緯がありました。
同原発の廃炉を求めた訴訟の弁論が7月19日、静岡地裁で開かれ中部電力は「原告側が指摘する断層は震源として考慮する活断層ではない」と5年ぶりに反論したということです。しかし詳細が不明なので裁判所は次回までに具体的な反論をするように中部電力側に求めました。
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「原告の指摘する断層は震源として考慮する活断層ではない」と中部電力 廃炉求める訴訟で中電の反論は5年かけて初めて 静岡地裁
静岡放送(SBS) 2022/7/19
浜岡原発の廃炉を求めた訴訟の弁論が7月19日、静岡地裁で開かれ、中部電力は原告側が指摘する断層は震源として考慮する活断層ではないと反論しました。
この裁判は、静岡県内の弁護士などが「浜岡原発は巨大地震に耐えられない」として、中部電力浜岡原発3、4、5号機の廃炉を求めているものです。
19日の弁論で中部電力は原告側が指摘する南北にまたがる断層は、震源として考慮する活断層ではないと反論しました。中部電力の反論は5年かけて初めてで、断層の分析に時間が掛かってしまったと説明しています。ただ、原告側は、反論としては不十分とし、裁判所側も、次回までに具体的な反論をするように中部電力側に求めました。