避難指示が解除された福島県大熊町の復興拠点で22日、閉校した小学校校舎を約8億7千万円をかけて改修した起業支援拠点「大熊インキュベーションセンター」が開所しました。
元校舎は外観は小学校のままですが、教室をオフィスや会議室に、放送室をウェブ会議室にし、既に計36社が入居しました。(インキュベーション=起業支援)
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復興拠点に起業支援施設 福島・大熊、小学校利用
共同通信 2022/7/22
原発事故による避難指示が解除された福島県大熊町の特定復興再生拠点区域(復興拠点)で22日、閉校した小学校校舎を改修した起業支援拠点「大熊インキュベーションセンター」が開所した。吉田淳町長は「いろいろなアイデアが出て町の復興につながる場になれば」と期待感を示した。
町が約8億7千万円をかけ改修。外観は小学校のままだが、教室をオフィスや会議室に、放送室をウェブ会議室にした。図書室は、誰でも利用できる交流スペースとなった。既に計36社が入居。AI開発のベンチャー企業「チームAIBOD」(福岡市)の松尾久人社長は「快適に仕事ができる環境で居心地が良い」と話した。