2021年10月4日月曜日

中電ボーリング調査準備再開断念 上関原発計画

 中国電力は1日、上関原発建設予定海域でボーリング調査の準備作業再開を図りましたが、上関町祝島の島民らが漁船を調査海域に停泊させたため、6月29日に続いて再度断念しました。

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中電ボーリング調査準備再開断念 上関原発計画、反対派漁船停泊で 
                         山口新聞 2021年10月02日
 中国電力は1日、上関町の上関原発建設予定海域でボーリング調査の準備作業再開を図った。建設計画に反対する同町祝島の島民らが漁船を調査海域に停泊させたため、安全な作業ができないと判断し、再度断念した。
 6月29日に準備作業を実施しようとしたが、反対派の島民らの反発で断念。中電は「船を停泊させる行為は和解条項に反する」などとして文書でやめるよう求めた。「和解条項は今回のボーリング調査に適用されない」などと主張する反対派との交渉が進まないため、7月中旬に中断していた。
 同社の考えを文書で反対派に送付し「理解してもらえるように説明した」として、県から受けた占用許可期限の今月6日を前に再開することにした。
 中電上関原子力発電所準備事務所によると、陸から約200メートル離れた海域で掘削地点を示すブイの設置などを予定していた。午前10時の作業開始前から漁船が集結。交渉船に乗った中電の社員が海域から出るよう求めたが、反対派は応じなかった。
 同準備事務所の内冨恭則広報部長(48)は「こちらの考えを聞き入れてもらえず残念だ」と話した。
 陸から反対派と中電のやりとりを見守った同町長島の谷山松子さん(85)は「なぜこの時期に作業を再開したのか不思議に思う。漁師の権利を侵害しているのは中電側だ」と非難した。
 原発の新規制基準に対応するため、中電は2019年から断層のデータを補強するボーリング調査の準備作業を始めようとしたが、反対派の抗議活動などで中断している。(毛利祥子)