2021年10月17日日曜日

浪江町の学校と震災の記憶を刻む 伝承館で企画展

 浪江町の請戸小が24日に一般公開されるのに合わせ、双葉町の災害伝承館は15日から企画展「浪江町の学校と震災」を始めました。来月29日まで開かれます

 事故当時の展示物の他、請戸地区の空撮動画や震災前後の様子を写した航空写真を閲覧できます。
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福島・浪江町 学校と震災の記憶を刻む 双葉町の伝承館で企画展始まる
                            福島民報 2021/10/16
 震災遺構として整備した浪江町の請戸小が24日に一般公開されるのに合わせ、双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館は15日から企画展「浪江町の学校と震災」を始めた。来月29日まで開かれる。
 請戸小の教室に残されている、自衛隊や警察によるメッセージが書かれた黒板の写真とともに、震災発生時の避難状況を書きつづった手記などが展示されている。
 このほか、。東京電力福島第一原発事故による長期避難などの影響で今年3月に閉校となった町立小中学校9校から集めた、メッセージの書かれた大堀相馬焼なども並ぶ。
 開館時間は午前9時から午後5時まで。館内無料エリアでの展示のため、入館料は不要。火曜日は休館。問い合わせは伝承館企画事業部へ。


浪江の学校被災伝える 双葉の伝承館、11月29日まで企画展
                         福島民友 2021年10月16日
 東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)は15日、浪江町の震災遺構「請戸小」と連動した企画展「浪江町の学校と震災」を館内で始めた。請戸小が24日に開館することに合わせた取り組みで、同町請戸地区や東京電力福島第1原発事故で閉校した同町の9小中学校の歴史などを資料で紹介し、複合災害が地域に与えた影響を伝える。11月29日まで。
 企画展では、請戸地区の震災前後の写真や空撮映像、行方不明者の捜索を行った自衛隊や県警の関係者が請戸小の黒板に書き記した応援メッセージの写真などをそろえた。また、浪江町教委の協力を得て、浪江中にあった3月11日の予定表など、九つの学校にあった実物資料などを展示している。
 館内の無料エリアで実施しているため入館料は不要。開館時間は午前9時~午後5時(最終入館は同4時30分)。火曜日休館。問い合わせは伝承館(電話0240・23・4402)へ。