2021年10月17日日曜日

原発事故で避難の友人を励ます歌つくる 福島・鮫川村長がCD化

 鮫川村長の関根政雄さんが福島原発事故で大熊町から避難した友人石田宗昭さん(82)を励まそうと作詞作曲した歌「あの山のむこうに」のCDが完成しました。二人の出会いは、01年に須賀川市で開かれたうつくしま未来博で、ドングリを植樹する事業で知り合い親交を深めました。共通の友人のシャンソン歌手紗羽しゅうこさんが録音し、2月にCDにしました。
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原発事故で避難の友人を励ます歌つくる 福島・鮫川村長がCD化
                            福島民報 2021/10/16
 福島県鮫川村長の関根政雄さん(65)が東京電力福島第一原発事故で大熊町から避難した友人石田宗昭さん(82)を励まそうと作詞作曲した歌「あの山のむこうに」のCDが完成した。「あの山のむこうには ふるさとがある 帰りたい 我がふるさと 大熊~」。痛切な望郷の念を歌い上げた。
 関根さんと石田さんの出会いは2001(平成13)年に須賀川市で開かれたうつくしま未来博。地域起こしに取り組んでいた関根さんが提唱したドングリを植樹する事業で知り合い、親交を深めた
 原発事故後、長野県小諸市に避難していた石田さんを心配し、2011年9月に関根さんらが激励に駆けつけた。石田さんが避難先から浅間山を見上げては「あの山の向こうに大熊町があるんだ」と涙する光景が忘れられないものとなった。
 関根さんは言葉を思い返しながら作詞作曲。共通の友人のシャンソン歌手紗羽しゅうこさんが録音し、歌い上げて今年2月にCDにした。多くの大熊町民に聞いてほしいと九月、紗羽さんと石田さんの妻キミ子さん(79)が吉田淳大熊町長にCDを届けた。

 現在、石田さん夫妻は田村市船引町で暮らす。宗昭さんは長い避難生活で体調を崩しがちという。キミ子さんは「心がこもった歌に感動した」と感謝の言葉を述べた。