除染廃棄物運搬の創明(郡山)が破産手続き 負債7億7500万円
河北新報 2022/6/6
運送業の創明(郡山市)が福島地裁郡山支部から破産手続きの開始決定を受けた。決定は2日付。東京商工リサーチによると、負債総額は約7億7500万円。
2015年8月に創業し、東京電力福島第1原発事故に伴う除染作業で生じた放射性廃棄物の運搬業務などを手がけた。大手ゼネコンからの受注で売上高は19年6月から増え、21年6月期には5億9600万円を計上した。受注増に伴い人件費などの負担がかさんだ上、新型コロナウイルス感染拡大や燃料価格の高騰などで資金繰りが悪化。今年2月に事業を停止し、破産申請の準備に入っていた。