柏崎刈羽原発でIDカードの不正使用など様々な問題が発覚し批判を浴び、東電は再発を防ぐため専門家による第三者委員会を設置しました。委員会のメンバーは13日から現場に入り視察しました。14日、板橋功委員長は改善計画について着実に進んでいるとしながらも、先月、発覚した期限切れの入構証が使われていた問題について、苦言を呈しました。
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柏崎刈羽原発 核セキュリティ不備 第三者委が現地視察
UX新潟テレビ21 2022/6/14
柏崎刈羽原発で起きた核セキュリティの不備などが改善されているか確認するため、第三者委員会が現場を視察しました。
柏崎刈羽原発ではIDカードの不正使用などが発覚し、東京電力は再発を防ぐため、専門家による第三者委員会を設置しました。委員会のメンバーは13日から現場に入り、不審者の侵入を想定した県警との訓練などを視察しました。
板橋功委員長は改善計画について着実に進んでいるとしながらも、先月、発覚した期限切れの入構証が使われていた問題について、苦言を呈しました。
■核セキュリティ専門家評価委員会 板橋功 委員長:『3回入っていたということは重く受けて止めている。多少の慣れがあったような印象はもっている』
委員会は7月下旬に評価の途中経過を東電の社長に報告します。
不正な入構証問題 「非常に残念だ」と苦言 柏崎刈羽原発の核セキュリティ専門家評価委員会
TeNYテレビ新潟 2022/6/15
柏崎刈羽原発の核セキュリティの改善状況を評価する第三者委員会は東京電力社員による有効期限切れの入構証での立ち入りが発覚した点について「非常に残念だ」と苦言を呈しました。
東京電力・柏崎刈羽原発では社員が有効期限切れの入構証で構内に立ち入るなど核セキュリティの不備が明らかになっています。
東京電力は不祥事の改善状況を客観的に評価する第三者委員会を設置しましたが、第三者委員会は6月14日の会見で東京電力の改善計画について「一歩一歩進んでいる」と評価した一方、不正な入構証問題について次のように述べました。
【核セキュリティ専門家評価委員会 板橋 功 委員長】:「着実に(改善が)進んできているなというところで、こういったケアレスミスというか、非常に残念だなと」
第三者委員会は7月下旬にも1回目の報告書を東京電力に提出する予定です。