東電の元会長勝俣恒久被告(82)元副社長武黒一郎(76)、同武藤栄(71)ら3人の控訴審判決について、東京高裁は15日、期日を来年1月18日に指定しました。
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東電旧経営陣、来年1月18日二審判決 原発事故で強制起訴 東京高裁
時事通信 2022/6/15
東京電力福島第1原発事故をめぐり業務上過失致死傷罪で強制起訴され、一審無罪となった東電の元会長勝俣恒久被告(82)ら旧経営陣3人の控訴審判決について、東京高裁(細田啓介裁判長)は15日、期日を来年1月18日に指定した。
他に起訴されたのは元副社長武黒一郎(76)、同武藤栄(71)両被告。
3回にわたった控訴審では一審と同様、津波地震を予測した政府地震調査研究推進本部の「長期評価」に科学的信頼性があったかが最大の争点となった。これに基づけば原発敷地高を越える最大15・7メートルの津波が襲来すると試算できたが、一審東京地裁は学者から異論が相次いだことや一般防災に採用されていない点などから信頼性を認めず、無罪を言い渡した。