東京新聞 2015年9月16日
小泉純一郎元首相は16日、松山市で記者会見し、再稼働の条件となる原子力規制委員会の審査に合格した愛媛県伊方町の四国電力伊方原発3号機に触れ「伊方であろうがどこであろうが再稼働はすべきじゃない。これ以上核のごみを増やしてどうするのか」と述べ、再稼働を進める国の姿勢を批判した。
原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分地の選定を国主導で進める方針に関しては「オーケーしてくれる自治体はどこもない。そういうことを考えているのか、発想が分からない」と疑問を投げ掛けた。 (共同)
松山市内で原発問題をテーマに講演する小泉純一郎元首相=16日午後