2015年9月15日火曜日

小泉元首相が 朝日新聞で“安倍首相を口撃”

 13日付の朝日新聞小泉純一郎元首相のインタビュー記事が載りました。
「原発推進、責任感じる」 小泉元首相「即ゼロ」に思い
 彼が報道機関のインタビューに応じるのは9年ぶりだということです。(朝日新聞は最近記事の引用にクレームをつけてくるので当ブログでは紹介を見合わせています)
 
 それに関して、日刊ゲンダイが「・・小泉・・安倍首相の天敵新聞で“口撃”の理由』と題する記事を出しました。
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久々登場の小泉純一郎氏 安倍首相の天敵新聞で“口撃”の理由
日刊ゲンダイ 2015年9月14日
 小泉純一郎元首相(73)が久々にメディアにお出ましだ。13日付の朝日新聞で、反原発への思いを激白している。小泉が報道機関のインタビューに応じるのは、06年の首相退任以来初めてだという。実に9年ぶりの“小泉節”だ。
 
 内容は川内原発の再稼働などについて「間違っている」とバッサリ。原発の安全性については「全部うそだ。全然クリーンじゃない。原発は環境汚染産業なんです」とぶった切っている。
 さらには「原発ゼロは首相が決断すればできるんです。彼も分かっていると思う。でも、原発推進派の影響を受けちゃっている」と安倍首相を“猛口撃”。よりによって、安倍首相が最も嫌いなメディア「朝日新聞」で答えているのだから、完全にケンカを売っている形だ。
 
 なぜ、このタイミングにメディアに登場したのか。政治評論家の浅川博忠氏が言う。
「長年、反原発をやってきたが、安倍首相が聞く耳をもたないので、自分が前面に出て牽制したのでしょう。原発再稼働というタイミングで、ケンカ師としてたけている小泉氏が、先制攻撃をかけた形です。あと、1カ月以内にある内閣改造のことも考えているでしょう。次男の進次郎政務官が人事で冷遇されないよう、マスコミを通じて存在感を示しておきたかったのだと思います」
 
 進次郎と言えば、先日、週刊文春に美女との密会を報じられたばかり。ちょうど総裁選の時期だったため、安倍官邸が“石破・小泉連合”にビビってリークしたのでは、との臆測も流れたほどだ。父としては、安倍政権に冷や飯を食わされそうな息子を、黙って見ていられなかったということか。
 
「ただ、安倍首相は自分を批判した人のことを根に持つタイプで、それが人事に表れてしまう。『いまどき余計なことをしやがって』と裏目に出てしまう可能性もあります」(浅川博忠氏)
 器の小さい首相に小泉の主張は届くのか。内閣改造で答えがわかる。