下野新聞 2015年9月18日
【那須塩原】市民団体「那須塩原 放射能から子どもを守る会」(手塚真子(てづかまこ)代表)が市議会に提出した市に甲状腺エコー検査の費用負担を求める陳情について、市議会放射能対策検討特別委員会(相馬義一(そうまよしかず)委員長、11人)は17日、賛成多数で採択した。陳情は28日の市議会本会議で採決される。
東京電力福島第1原発の事故後、県内では日光市や那須町が甲状腺エコー検査費用の全部または一部を負担しているが、那須塩原市は地元医師会の意見などを基に負担を見送っている。
一方で、守る会は原発事故で子どもの健康を懸念する保護者の不安などを軽減するため、市内の5歳以上の子どもを対象に2014年から独自の甲状腺検査を実施している。