東京新聞は福島第一原発の現況について、毎週1週間分をまとめて記事にしています。
12日~18日の分が掲載されましたので紹介します。
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【福島第一原発の現状】 地下水を海洋放出
東京新聞 2015年9月19日
東京電力福島第一原発では、原子炉建屋周辺の井戸(サブドレン)からくみ上げて浄化した地下水の海洋放出を、十四日から始めた。高濃度汚染水がたまる建屋への地下水流入が大幅に減ると期待されるが、建屋周辺にあった水だけに汚染の厳重な監視と浄化が欠かせない。
十八日までの放出量は、昨年試験的にくみ上げてあった約四千トンのうち計約三千三百十トン。今後、今月三日からくみ上げている水も浄化して放出する。
井戸からのくみ上げにより建屋周辺の地下水が減り、建屋が浮き上がりにくくなったとして、東電は4号機前だけ未完成にしていた海側遮水壁を閉じる作業を再開した。東電は事故やトラブル時の通報基準や公表方法の改正案をまとめ、規制委員会に諮った。 (12~18日 週報)