2017年5月9日火曜日

09- マクロン仏新大統領 原発依存からの脱却を継承

 フランスは電力の7割以上を原発に頼る「原発大国」ですが、マクロン大統領原発依存から脱却するとのオランド政権の路線継承するとして、2025年までに原発比率を50%に下げ再生エネルギーを増やすと主張しています
 ただルペン氏の国民戦線のほか、最大野党・共和党も原発維持派が多いので、抵抗に遭う可能性もあるということです
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マクロン氏、原発依存からの脱却は継承 抵抗遭う可能性も
東京新聞 2017年5月9日
 【パリ=渡辺泰之】フランス大統領選では、電力の七割以上を原発に頼る「原発大国」のあり方も争点になった。マクロン氏勝利で、原発依存から脱却するとのオランド政権の路線が継承される。
 
 原発・環境政策を巡り、マクロン氏は二〇二五年までに原発比率を50%に下げ再生エネルギーを増やすと主張。一方のルペン氏は、仏最古のフェッセンハイム原発の閉鎖方針の撤回や原発維持を打ち出していた。
 ただマクロン氏の公約が今後、すんなり実行されるかどうかは未知数だ。ルペン氏の国民戦線のほか、最大野党・共和党も原発維持派が多いとされる。
 原発比率50%実現へは複数の原発閉鎖が必要だが、現政権も具体的行程を示せていない。マクロン氏が今後、原発維持派や仏電力公社などの抵抗に遭う可能性もある。