福島県浪江、双葉両町の山林で起きた火災は、発生から8日目の6日、ほぼ火が消える鎮圧状態になったと対策本部が発表しました。
ただし7日も早朝からヘリで現場を確認し、鎮火に向けて消火活動を続けました。
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原発避難区域の火災鎮圧 福島、発生から8日目
産経新聞 2017年5月7日
東京電力福島第1原発事故で帰還困難区域になっている福島県浪江、双葉両町の山林で起きた火災で、地元の対策本部は発生から8日目の6日、ほぼ火が消える鎮圧状態になったと発表した。7日早朝からヘリで現場を確認し、鎮火に向けて消火活動を続ける。
県などによると、焼失面積は50ヘクタール以上とみられる。けが人はおらず、周辺の放射線量に大きな変動はないという。
陸上自衛隊や消防は6日、煙や温度上昇が確認された十数カ所を重点に、ヘリコプターなどで消火活動を継続。火や煙が消え、燃え広がる可能性が低くなったとして、浪江、双葉両町の合同災害対策本部は同日午後6時10分、鎮圧したと判断した。
火災は4月29日夕に浪江町の国有林で発生。県などが消火に当たり、翌日にいったん鎮圧したが強風で再び燃え始め、陸自に災害派遣を要請した。1日には双葉町の山林にも燃え広がった。