2017年5月5日金曜日

浜岡原発の床堆積物は水質管理用の樹脂

 中電浜岡原発の低レベル放射性廃棄物の処理施設の床に、堆積していた放射能を帯びた粒子は水質浄化用のイオン交換樹脂であることが分かりました。ただ同樹脂はメインの処理施設では使用されていないということなので、水質分析ラインで用いている樹脂の可能性があります。
 
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堆積物は水質管理の樹脂  浜岡原発
時事通信 2017年5月3日
 中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の低レベル放射性廃棄物の処理施設の床に、放射能を帯びた粒子が堆積していた問題で、堆積物は原発施設の水質管理に使われる樹脂だったことが3日、中部電への取材で分かった。
 同社によると、樹脂は容器に入れて廃水や工業用水の経路に設置し、水をきれいな状態に保つ用途がある。ただ、この処理施設では使用されていないといい、混入経路や放射能を帯びた原因などを調べている。
 
 
放射性物質の堆積物 中電「外部漏えいなし」 浜岡原発
静岡新聞NEWS 2017年5月3日
 中部電力は2日、浜岡原発(御前崎市佐倉)の廃棄物減容処理装置建屋の地下2階(放射線管理区域)で同日午後2時半ごろ、放射性物質を含む粉状の堆積物が見つかったと発表した。外部への漏えいや影響はないという。
  中電によると、同建屋は放射性物質を含む可燃ごみや液体を処理する施設。巡視中の協力会社の社員が堆積物を見つけた。中電社員が確認したところ、排水ます5カ所の床面にピンク色のビーズのような樹脂の堆積物が広がっていた。放射能量を測定した結果、1平方センチメートル当たり最大141ベクレルで、法令に基づく基準値(同40ベクレル)を超えたため、原子炉施設保安規定に基づき、立ち入り制限を講じた。原因を調べた上で、処理するという。
  立ち入り制限を行ったのは2009年12月に3号機補助建屋で放射性廃液の漏えいがあった時以来。堆積物が見つかった場所は毎日巡視している。1日午後2時の段階では堆積物は確認されなかった。中電は安全協定に基づき県と、浜岡原発から半径5キロ圏の予防防護措置区域(PAZ)、同31キロ圏の緊急防護措置区域(UPZ)の計11市町に通報した。
  中電から報告を受けた原子力規制庁の担当者は「原子力規制委員会にただちに報告する重大な事案ではない」としている。