福島原発2号機で格納容器外の小部屋(格納容器に通じる)でも放射線量が最大で毎時9・4シーベルトあることが分かりました。45分程度で致死量に達する濃度です。
線量は床の溝部がもっとも高く、事故時の高熱で設備の一部が溶け出した影響が考えられるということです。
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格納容器外で9・4シーベルト=2号機、除染に時間-福島第1
時事通信 2015年10月29日
東京電力は29日、福島第1原発2号機で格納容器に通じる配管がある小部屋を調査した結果、放射線量が最大で毎時9.4シーベルトだったと発表した。45分程度とどまれば人間が死亡する高線量で、東電は除染に1カ月以上かかるとみている。
東電によると、小部屋は格納容器の外側にある。今年8月に配管からロボットを投入し格納容器内部の調査を行う予定だったが、線量が高く実現の見通しは立っていない。
小部屋の調査は9月4~25日に実施。線量は床面の溝部分が最も高かった。事故による高温で設備の一部が溶け出した影響が考えられるが、詳細は不明。東電は30日からロボットを使って作業を始めるが、除染は計画通り進んでも12月までかかるという。