河北新報 2015年10月23日
東京電力は22日、福島第1原発3号機の原子炉格納容器で20日から実施していた内部調査を終了した。確認した範囲では構造物に損傷はなかった。
装置の先端に設置したカメラで水中の構造物を撮影。22日はより広い範囲を調べた。12月に監視計器の設置を予定しているが、作業の支障となる障害物は見られなかった。
滞留水のサンプリングも実施した。分析結果は10月末に判明する見込み。
サンプリングは格納容器の貫通部から採水装置を入れ、水面付近と水面から約70センチ下の2カ所で、それぞれ約0.8リットルの滞留水を採取。放射性物質の濃度などを測定する。