「脱原発をめざす首長会議」は、住民の生命・財産を守る首長の責務を自覚し、安全な社会を実現するため原発をなくすことを目的とするもので、現首長及び元首長により構成され多方面に脱原発を呼びかけています。
会のメンバーは18日、原発事故により大きな影響を受けた福島県南相馬市を訪問し、被災の状況を見るとともに、南相馬ソーラー・アグリパーク(500kWの太陽光発電所とその電気を利用して操業している植物工場2棟で構成)を見学しました。
その折の記者会見で、四国電力伊方原発3号機をめぐり「避難計画に全く現実性がない」と厳しく批判し、再稼働に反対しました。
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伊方の避難計画「現実性ない」 福島で脱原発首長会議
東京新聞 2015年10月18日
現職、元職の首長らでつくる「脱原発をめざす首長会議」は18日、福島県南相馬市で記者会見を開き、四国電力伊方原発3号機をめぐり「避難計画に全く現実性がない」と厳しく批判し、再稼働に反対した。
会議の世話人の一人、桜井勝延・南相馬市長は「住民の避難先が十分確保されているとは言えない」と指摘。東京電力福島第1原発事故による避難の長期化で、南相馬市では災害関連死と認定される住民が現在も増えており、桜井氏は「再稼働を許さないのが一番の避難計画だ」と述べた。
茨城県東海村の村上達也元村長は「避難計画通りにできないことは、福島の事故で分かっているはず」と批判した。(共同)