崎山比早子さんらが設立した「3・11甲状腺がん子ども基金」が、福島原発事故後に甲状腺がんや、その疑いがあると診断された患者らに療養費10万円を給付することを決めました。福島県を含む1都14県に住む25歳以下の患者が対象です。
国はこれまで何もして来なかったので、崎山さんらが基金を設立し、著名人らが呼び掛け人となり全国から善意を募りました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
甲状腺がん患者らに療養費10万円給付 1日から受け付け
福島民報 2016年11月29日
「3・11甲状腺がん子ども基金」は東京電力福島第一原発事故後に甲状腺がんや、その疑いがあると診断された患者らに療養費10万円を給付する。同基金の崎山比早子代表理事が28日、福島民報社を訪れ、高橋雅行社長に概要を説明した。
給付は原発事故以降に甲状腺がんや疑いと診断された県内を含む1都14県に住む25歳以下の患者が対象。12月1日から来年3月31日まで応募を受け付け、基金の審査を経て給付する。より専門的な治療を受ける必要がある患者にはさらに追加で10万円を給付する。来年4月以降も改めて応募の受け付けをする。
同基金には著名人らが呼び掛け人となり全国から善意を募った。問い合わせは基金事務局 電話(0120)966544へ。
福島民報社には同基金の崎山代表理事、武藤類子副代表理事、吉田由布子理事、脇ゆうりか事務局長、活動を支援する元会津坂下町議の千葉親子さん、福島ぽかぽかプロジェクトの矢野恵理子さんが訪れた。