柏崎刈羽原発 地震による液状化で浸水の可能性
読売新聞 2016年11月17日
東京電力は17日、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)の敷地内で地震による液状化現象が起きた場合、防潮堤の一部が傾いて浸水する可能性があることを、同原発6、7号機の安全審査の会合で明らかにした。
東電は対策工事を行う方針だが、再稼働に必要な安全審査が長引く可能性もある。
この防潮堤は海抜5メートルの敷地に高さ約10メートル、長さ約1キロ・メートルにわたって築かれ、ほぼ同じ海抜の同原発1~4号機を最高7・6メートルの津波から守ると想定されていた。しかし液状化現象が起きると、防潮堤の地下の支柱が水平方向に約1メートルずれ、隙間から浸水する恐れがあることがわかったという。
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