2016年12月27日火曜日

相馬農高飯舘校が最優秀 東北高校演劇大会

 25日に紹介した相馬農高飯舘校演劇部は、福島県高校生の東北演劇大会で最優秀賞に輝きました。また物語を手掛けた顧問の西田直人教諭は創作脚本賞を受賞しました。
 
 劇の題は、「学校再開」をテーマにした「-サテライト仮想劇-いつか、その日に、」で、創部3年で全国大会の出場権を得ました。全国大会は来年8月に仙台市で開かれます。
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相農飯舘が最優秀 東北高校演劇、初の全国へ
福島民報 2016年12月26日
 東北地区高校演劇発表会の最終日は25日、いわき市のアリオスで開かれ、相馬農飯舘校が最高賞の最優秀賞に輝いた。創部3年目で初の全国大会の出場権を得た。
 同校は福島市の福島明成高にサテライト校を置いている。作品はいつか自分たちの学校が飯舘村に戻り、なくなってしまうかもしれない状況に揺れる生徒の心情を表現した「-サテライト仮想劇-いつか、その日に、」。サテライト校の現状と、大人の事情に振り回される子どもたちの不器用な感情がリアルに表現されていた-と高い評価を受けた。顧問の西田直人教諭(47)が物語を手掛け、創作脚本賞も受賞した。
 県大会では2位の優秀賞第1席だった。部員は悔しさをばねに、せりふや演技への思いの乗せ方に主眼を置いて練習に取り組んだという。全国大会に向けてさらに表現力を磨く。部長の菅野千那さん(2年)は「自分たちの素直な気持ちを全国の舞台で披露し、知ってもらいたい」と意気込んでいる。
 東北地区高校演劇協議会、全国高校演劇協議会の主催、県高校文化連盟の共催。小名浜は優秀賞、大沼は優良賞だった。全国大会は来年8月に仙台市で開かれる。