新潟県下越地方の公立中学校でも福島から避難した女子1年生が複数の生徒から「菌」と呼ばれるなどのいじめを受けて、12月中旬からほとんど登校出来ていないことが分かりました。同生徒は小学生のときにもいじめを受けていました。
中学校は保護者から連絡を受け、12月中旬にいじめを把握し、関係した複数の生徒を指導し、生徒の保護者らは女子生徒の保護者に謝罪したということなので、横浜市の例に比べるとはるかに迅速に対応したようなのですが、生徒は1学期の作文でいじめを訴えていたのに12月まで放置していた点は大問題です。
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新潟、原発避難生徒に「菌」 複数生徒からいじめ
共同通信 2017年1月20日
東京電力福島第1原発事故で、福島県から新潟県下越地方に避難している公立中学1年の女子生徒が、複数の生徒から「菌」と呼ばれるなどのいじめを受けていたことが20日、新潟県教育委員会への取材で分かった。
県教委によると、いじめは入学後に始まり、複数の生徒が女子生徒に「菌」を付けて呼んでいた。女子生徒は昨年12月中旬からほとんど登校できていない。小学校時代にもいじめを受けていたという。
中学校は保護者から連絡を受け、12月中旬にいじめを把握。関係した複数の生徒を指導し、生徒の保護者らは女子生徒の保護者に謝罪した。
新潟でまたいじめ、原発避難生徒に「菌」呼ばわり
TBSニュース 2017年1月20日
福島第一原発事故の影響で福島県から新潟県に避難している女子中学生が、中学校の複数の生徒から名前に「菌」を付けて呼ばれるいじめを受け、去年12月からほとんど登校していないことがわかりました。
この女子生徒は、新潟県内の公立中学校に通う中学1年生です。県教育委員会によりますと、女子生徒は福島第一原発事故の影響で福島県から新潟県内に避難していますが、中学校の複数の生徒から名前に「菌」を付けて呼ばれるなどのいじめを受けていたということです。生徒は精神的なショックを受け、去年12月からほとんど登校していないということです。
生徒は、1学期の授業の作文でいじめについて書いていたということですが、学校は保護者から連絡を受けるまでいじめを把握していませんでした。
学校は、21日、保護者会を開き説明する予定です。