2017年1月4日水曜日

8年後には太陽光発電のコストは1kWh=1・2円に

 日本の政府は原発の再稼働を念頭に置いているので、再生エネルギーの普及にはまったく不熱心というよりも事実上規制を掛けています。その結果再生エネルギーの比率は諸外国より著しく低くなっています。
 
 World Economic Forum調査によると、太陽光発電のコストは2016年に既に火力発電や原子力発電のコストを下回り、もっとも安価なエネルギー源に躍進しているということです。
 欧州の家庭電気料金は現在1kWh20セント(23・4円)で、2025年にはkWh1セント(1・2円)になるということです。つまり殆ど只になります。
 
 現在でも総電力量的に原発は全く不要なので、直ちに全基を廃炉にして原発は太陽光発電の基地に変え、格安で高性能な蓄電池の開発などに目標を変えるべきでしょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
仏大手電力会社、太陽光発電のコストは2025年までに1kWh=1セントに
まで低下する・電気料金はほとんどただに
ビジネスニュースライン 2016年12月31日
仏大手電力会社のEngieが行った調査により、太陽光発電のコストは2025年までに1kWh=1セントにまで低下し、太陽光発電による電力料金はほとんどただにまで低下する見通しであることが明らかとなった。
 
World Economic Forumが行った調査でも太陽光発電のコストは既に2016年中に火力発電や原子力発電のコストを下回り、もっとも安価なエネルギー源に躍進していたことが判っていた。
 
Engieでは、ソーラーパネルの発電効率は、技術革新により、今後も向上していく見通しとなっていること、更に、生産コストに関しても同様な理由で安くなっていくことが見込まれており、現状の技術革新や導入促進が続いた場合、太陽光発電のコストは、2025年中には、1kWh=1セントにまで低下し、家庭や産業は、ほとんど只同然の価格で無尽蔵の電力を消費可能な夢の社会が到来することになるとしている。
Engieは、太陽光発電の場合、火力発電や原子力発電のように環境を破壊する心配がないこともあり、今後は、世界の発電は、太陽光発電が中心となり、パワーグリッドを維持する上での火力発電は補助的手段に取って代わられることになるだろうと分析している。
 
12月に入ってからはドイツ以北の北ヨーロッパ各国では、寒波の到来による風力発電量が過去最大規模にまで大きく増大する形となっており、再生エネルギー電力の買取価格は既にマイナスに転じている。
欧州の家庭用電気料金は、1kWh=20セント前後となっており、1セントという単価は現状の5%前後ということとなる。
 
Engieでは、太陽光発電の単価下落の影響を受けて原油価格も今後は、1バレル10ドル台の価格まで下落することになるだろうとしている。