福島第1原発事故で放射性物質が飛散した地域で捕獲されたイノシシの遺伝解析をした結果、事故前後の世代で塩基配列の突然変異率に違いがなかったとする研究成果が出ました。それ自体は結構なことですが、だからと言って被曝してもいいということではありません。
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突然変異の増加みられず 福島のイノシシ被ばく研究
共同通信 2022/8/3
東京電力福島第1原発事故により放射性物質が飛散した地域で捕獲されたイノシシの遺伝解析をした結果、事故前後の世代で塩基配列の突然変異率に違いがなかったとする研究成果を、弘前大(青森県)や福島大などのチームが3日までに、科学誌エンバイロメンタル・ポリューションで発表した。
発表によると、チームは2015~18年に福島県の避難区域などで捕獲された174頭の遺伝子の塩基配列を調査。事故前に宮城、山形県で捕獲された17頭のものと比較すると、突然変異に応じて増える配列パターンの数に違いはなかった。