4月以降の常勤医が見つからずに存続が危ぶまれていた広野町の高野病院は、この度4月から新しい院長が就任し、もう一人の常勤医と二人で診療に当たることになりました。
同病院は福島県双葉郡の唯一の病院で、100人余りの入院患者を抱えています。
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原発事故後も診療 存続危ぶまれた病院に4月から新院長
NHK NEWS WEB 2017年2月3日
原発事故のあとも、地元にとどまって診療を続けてきた院長が火事で死亡し、存続が危ぶまれていた福島県広野町の病院に、ことし4月から新しい院長が就任し、もう1人の常勤医師とともに診療に当たることになりました。
福島県広野町の「高野病院」では、東京電力福島第一原発の事故のあとも、院長の男性医師が町内にとどまって診療を続けていましたが、ただ1人の常勤医師だった、この院長が去年12月に自宅の火事で死亡したことを受け、一時、外来の診療を中止するなど存続が危ぶまれていました。
このため、都内の病院に勤めていた医師が、今月から来月末までの期間限定で院長をしていますが、4月以降の院長は決まっていませんでした。
病院が後任の人選を進めた結果、4月から60代の男性医師が常勤の院長として就任し、別に内定した、もう1人の常勤医師とともに診療に当たることが決まったということで、3日、ホームページで公表しました。
福島県双葉郡の唯一の病院として、100人余りの入院患者を抱える高野病院は今後、新しい院長の下で地域医療を支えていくことになります。