民進党執行部は、原発の稼働をゼロにする目標の時期を、これまでの「2030年代」から、「2030年」に前倒しする新たな方針を打ち出したい考えですが、連合会長の神津氏や党内の電気労連系議員から強硬な反対意見が出ていて難航しています。
もともと民進党には色々な考え方の議員が集まっているので一向に統一が取れていませんが、それに加えて神津連合会長の滅茶苦茶な発言、そして基幹労連の組合員を対象にした調査で自民党支持が民進党支持を上回るなど、何とも救いのない話ばかりです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
民進 原発稼働ゼロ前倒し方針で党内に懸念
NHK NEWS WEB 2017年2月17日
民進党が進めているエネルギー政策の見直しで、原発の稼働をゼロにする目標の時期を事実上、前倒しする方針に、最大の支持団体の連合の一部が反発していることを受けて、党内からは「民進党離れを招きかねない」と懸念する声も出ています。
民進党執行部は、原発を含めたエネルギー政策について、原発の稼働をゼロにする目標の時期を、これまでの「2030年代」から、「2030年」に事実上、前倒しし、法案化する方向で検討を進めていて、来月の党大会で新たな方針を打ち出したい考えです。
これに対し、最大の支持団体である連合の神津会長は「『2030年代』と『2030年』とは全く違う。工程表の中身もないまま、前倒しするのであれば、政権を任せられる政党だと国民の支持を集めることができるのか」と反発しています。
民進党内では、鉄鋼などの労働組合で作る基幹労連の組合員を対象にした調査で、自民党支持が民進党支持を初めて上回ったことなども踏まえ、「エネルギー政策をめぐって連合との関係が悪化すれば、民進党離れを招きかねない」と懸念する声も出ています。
蓮舫代表は「政策がすべて一緒にはならないが、頑張って支援してもらえるようにしたい」と述べていて、16日も神津会長と個別に会談したほか、連合に加盟する団体に出向いて説明するなどして、引き続き、理解を求めていく方針です。