2015年12月11日金曜日

11- 福島原発4号機地下ダクト汚染水 放射能の濃度が急上昇 

 東電3日福島原発4号機の南側地下を通るダクトにたまった汚染水を調べたに結果、1リットル当たり39万ベクレルのセシウムを検出しました(昨年12月の濃度は94ベクレル)。異常な高濃度ですが、東電は例によって原因は不明だということです。
 現場にかかりっきりの会社なのにこのようにひと一つのトラブルごとに原因は不明となっていては、一体原発を運転する資格があったのかが疑われる話です。
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放射性物質濃度が急上昇 第一原発4号機地下ダクト
福島民報 2015年12月10日
 東京電力は9日、福島第一原発4号機の南側地下を通るダクトにたまった汚染水を調べた結果、放射性セシウム濃度が前回調査(昨年12月)の約4千倍になるなど、高濃度の放射性物質を検出したと発表した。 
 東電は、周辺の地下水の放射性物質濃度に変化がないことなどから「外部への流出はない」としているが、原因は分かっていない。 
 東電によると、今月3日に採取した汚染水を調べた結果、1リットル当たり39万ベクレルのセシウム137を検出した。昨年12月の調査では、同94ベクレルだった。ベータ線を出す放射性物質は同50万ベクレル、トリチウムは同6700ベクレルを検出した。 
 ダクトは、地下に汚染水がたまる建屋とつながっていたが、東電は既にダクトと建屋の間で汚染水が行き来しないよう止水処理をしている。