11日(金)、首都圏反原発連合は首相官邸前抗議行動を行い、750人が集まりました。そして12日の日印首脳会談で、原発輸出に向けた日印原子力協定の締結合意を狙う安倍晋三首相に対して、「原発売るな」「原発やめろ」と声をあげました。
安倍首相はインドのモディ首相と12日ニューデリーで会談し、原子力協定締結で原則合意しました。
しかしインドはNPT(核不拡散条約)やCTBT(包括的核実験禁止条約)に加盟せずに核実験を行い核兵器国となった国です。被爆国である日本は、これまでNPTに加盟しない国とは原子力協力は行ってきませんでした。
安倍政権はそんな節度も持っていないというわけです。
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核保有国に原発輸出するな 反原連が官邸前抗議行動
しんぶん赤旗 2015年12月12日
首都圏反原発連合(反原連)は11日夜、首相官邸前抗議行動を行いました。12日の日印首脳会談で、原発輸出に向けた日印原子力協定の締結合意を狙う安倍晋三首相。750人(主催者発表)の参加者は、「原発売るな」「原発やめろ」と声をあげました。
東京都大田区の男性(60)は「原発事故が起き、収束していないのに、国の指導者がなぜ、インドに原発を売るのか。世界は核兵器をなくそうとしているのに、被爆国が核保有国のインドの核軍拡に手を貸すようなことは許せない」といいます。
長野県軽井沢町の女性(70)は、北海道の泊原発以外の原発を全部見て回ったといいます。日印原子力協定について「原発事故があったのに、国の指導者が懲りていないことに違和感を覚える。核兵器保有国に原発を輸出するなんて…」と不安そうに語りました。
埼玉県狭山市の女性(72)は「原発から手を引くというのが世界の流れ。原発は“安全”“安い”“電力足りない”という再稼働の口実は、ウソです。首相は経済的な利益を優先して、国民の命軽んじています」と憤りました。
日本共産党の藤野保史、斉藤和子の両衆院議員が参加し、スピーチしました。