2022年10月19日水曜日

19- 11年ぶり選挙戦 原発推進、反対派一騎打ち 山口・上関町長選告示

 中国電が原発建設を計画する山口県上関町で町長選が18日告示され計画反対派の木村力氏(75)と推進派の西哲夫氏(75)の無所属新人2人の一騎打ちになりました。11年ぶりの選挙戦で、両陣営は選挙戦初日から計画を巡り火花を散らしました。

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
11年ぶり選挙戦 原発推進、反対派一騎打ち 山口・上関町長選告示
                        毎日新聞 2022年10月18日
 中国電力(広島市)が原発建設を計画する山口県上関町で、前町長の辞職に伴う町長選が18日告示された。計画反対派の住民団体役員、木村力氏(75)と推進派の前町議会議長、西哲夫氏(75)の無所属新人2人が立候補し、11年ぶりの選挙戦に入った。岸田文雄首相が8月に原発の新増設などの検討を進める考えを示したことを受け、計画への是非が争点になる。
 両陣営は選挙戦初日から計画を巡り火花を散らした。木村氏は新増設を「想定しない」としていた政府の方針転換を批判し「原発に頼らないまちづくりの見通しが立てば、計画をあきらめさせられる」と訴えた。西氏は、町の著しい人口減と高齢化に触れ「このままでは30年先に町は消滅する」と危機感を表明。「原発誘致は、町活性化の唯一の起爆剤だ」と強調した。