柏崎刈羽原発地下道での火災を教訓に6日、東電は柏崎市消防本部と共同で、電源ケーブルが通る地下道で火災と急病人が発生したという想定で消防訓練を行いました。
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柏崎刈羽原発 かつての地下道火災を教訓に 東京電力・消防が共同訓練
UX新潟テレビ21 2022/10/6
東京電力はかつての柏崎刈羽原発地下道での火災を教訓に、柏崎市消防本部と共同で消防訓練を実施しました。
原発敷地内の電源ケーブルが通る地下道で火災と急病人が発生した想定。最初に・地上からおよそ22メートル地点で火災が発生。東電の消防隊が地下道入り口で煙を確認し消防に通報しました。
この訓練は、2018年11月に同じ地下道で起きた火災を受けて実施していて今回で3回目です。
さらに訓練は続きます。およそ20分後、同じ地下道で温度監視装置が誤作動。現場に向かった東電の消防隊員が急病で意識を失いました。柏崎市消防は消火活動と並行して東電の隊員を救出。ドクターヘリで搬送する手順を確認し、訓練はほぼ順調に終了しました。
■柏崎刈羽原子力発電所 石崎泰央・安全総括部長
「4年前は情報共有が問題になって鎮火の確認まで非常に時間がかかってしまった。今回は火災が発生した場所を確認できて消防の方々を誘導できた。緊急時の対応能力の向上を重ねていかなければならない」