清水建設が富山県入善町沖で3メガ・ワットの風車3基の建設に使われる作業船を完成させ、報道関係者に公開しました。作業船は12メガ・ワット級3基分の資材を搭載できる世界最大級のものです。
日本は原発だけを重視してきた経産省によって、風力発電の技術は世界に大きく後れ、風車や発電機の製造は海外のメーカーに依存するしかありません。何とか早く追いついて欲しいものです。
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清水建設、500億円で世界最大級の作業船…洋上風力発電の建設需要狙う
読売新聞 2022/10/05
ゼネコン大手の清水建設は5日、兵庫県相生市で、大規模な洋上風力発電施設の建設に用いる世界最大級の作業船を、報道関係者に公開した。脱炭素の流れが強まる中、増加が見込まれる洋上風車の建設需要の取り込みを狙う。
清水建設が約500億円で発注し、造船大手のジャパンマリンユナイテッドが建造した。全長142メートル、全幅50メートルで、総トン数は2万8000トン。最大2500トンの資材を持ち上げられるクレーンを備え、単独航行が可能だ。
出力が8メガ・ワット級の風車で7基分、欧州で主流の12メガ・ワット級で3基分の資材を搭載できる。来年3月に運用を開始し、まずは富山県入善町沖で3メガ・ワットの風車3基の建設に使われる。