2022年10月21日金曜日

富士山北麓の野生キノコいまも出荷制限 今年も東電に賠償請求へ

 富士北麓地域の野生のキノコは、国の基準値を超える放射性セシウムが検出されたため、12年10月から富士吉田市と富士河口湖町、それに鳴沢村で国の出荷制限がかけられ、10年以上が経った今も続いています。鳴沢・富士河口湖恩賜林組合は今年も東電に賠償請求をする考えです。

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「自由に採れるような状態に戻ってほしい」野生キノコ出荷制限 今年も東電に賠償請求へ 鳴沢・富士河口湖恩賜林組合
                        UTYテレビ山梨 2022/10/20
2011年の原発事故の影響は10年以上経った今も続いています…。
野生のキノコの出荷制限エリアにある恩賜林組合は、今年も東京電力に賠償請求をする考えであることが分かりました。
【写真を見る】「自由に採れるような状態に戻ってほしい」野生キノコ出荷制限 今年も東電に賠償請求へ  鳴沢・富士河口湖恩賜林組合
富士山に続く道路わきに停められた車。

お目当ては…
キノコ狩りに来た人キノコ狩りに(来た)。
キノコ狩りに来た人ちょこちょこ来ます。
しかし…。
齊藤まどか記者:スバルラインの料金所の近くに置かれたこちらの看板には、野生のキノコは採取しないようお願いしますと注意書きされています。
富士北麓地域の野生のキノコは、国の基準値を超える放射性セシウムが検出されたことから、2012年10月から富士吉田市と富士河口湖町、それに鳴沢村で国の出荷制限がかけられ、10年が経った今も続いています。
鳴沢・富士河口湖恩賜林組合 外川建志組合長今年も引き続き、去年1年間キノコ一切採取してはダメということですので、その賠償はしてもらいます。
鳴沢・富士河口湖恩賜林組合は管理する地域にキノコをとる人たちが立ち入る際の「鑑札料」が得られない状態であることから、今年も昨年度分を東京電力に損害賠償請求するとしています。
請求する金額は震災前の収入を基準にした およそ340万円で、2014年から毎年支払われています。
鳴沢・富士河口湖恩賜林組合 外川建志組合長旧来通り地元の人たちがキノコを自由に採れるような状態に早く戻ってほしい。
一方、山梨県では野生のキノコを採ったり出荷したり、それに食べたりすることを自粛するよう呼びかけていますが、10月20日も富士山のふもとではキノコを採る人の姿がみられました。
キノコ採りに来た人(自粛は)知ってました。知っていたけどもう歳だからいいかなって。
キノコ採りに来た人バター炒めにしたら最高。
本当に自粛呼びかけるなら道路端に車止めて看板出して採ったら罰金、そこまでするならする。
食品衛生法ではキノコを採って、基準値超を分かって販売した上で、県の回収命令に従わなかった場合には3年以下の懲役、または300万円以下の罰金という罰則が設けられています。
鳴沢・富士河口湖恩賜林組合 外川建志組合長難しいところ、物理的に入山を止めることはできませんので山に入る人たちのモラルに頼る以外にない。