2022年10月25日火曜日

柏崎刈羽原発で重大事故を想定した防災訓練

 柏崎刈羽原発で重大な事故が発生したことを想定した県の防災訓練が24日から始まりました。

 訓練は震度6強の地震で柏崎刈羽原発7号機の炉心冷却機能が喪失。さらに炉心が損傷して放射性物質が放出されるという想定で行われました。訓練は5日に分けて行われ、県や国の職員・住民など延べ19万人以上が参加します。
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柏崎刈羽原発での重大事故発生を想定した県の防災訓練
                       TeNYテレビ新潟 2022/10/24
柏崎刈羽原発で重大な事故が発生したことを想定した県の防災訓練が10月24日から始まりました。
訓練は震度6強の地震で柏崎刈羽原発7号機の炉心冷却機能が喪失。さらに炉心が損傷して放射性物質が放出されるという想定で行われました。
訓練は5日に分けて行われ、県や国の職員・住民など延べ19万人以上が参加します。
初日の24日は発電所の状況が悪化するのに応じて、その都度、必要な防護措置を講じていく訓練が行われました。
東京電力が県に事故の状況を説明し、それをもとにライフラインや食料などの情報を集約…。
一方で、花角知事を本部長とする災害対策本部が設置され、原発から30キロ圏内の9つの自治体をリモートでつなぎ、避難準備状況などの情報を共有しました。
柏崎市 桜井雅浩市長>(訓練)「緊急事態要避難者の避難が無事に完了、しかし発電所は予断を許さない状況…」
そして訓練開始から2時間半後…
内閣総理大臣(代役)>(訓練)「原子力災害対策特別措置法第15条第2項規定に基づき原子力緊急事態宣言を発出します」
国が緊急事態宣言を発出…。自治体からの指示に従って、原発から半径5キロ圏内では避難、5キロから30キロ圏内では屋内退避するよう呼びかけました。
午後には放射性物質の影響を調べるモニタリング訓練が行われ、刈羽村では防護服を着た調査員が土壌を採取する手順などを確認しました。
花角知事「こうした訓練を通して関係機関との連携の体制をしっかり作っていくことで、万が一、何か起きたときの対応力・応用力を身につけていくことが重要だと思っています」
この訓練、10月25日と26日は学校で児童の引き渡し訓練などが行われる予定です