東北電力は秋田火力発電所の4号機の廃止時期について予定から1年4か月遅らせて、再来年7月に変更すると発表しました。電力を安定供給するための見直しだと説明しています。
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秋田火力4号機 廃止時期を1年4か月後ろ倒し(秋田県)
ABS秋田放送 2022/10/21
東北電力は秋田市にある秋田火力発電所の4号機の廃止時期について再来年7月に変更すると発表しました。これまでの予定から1年4か月廃止を遅らせるもので、燃料価格が高騰する中、電力を安定供給するための見直しだと説明しています。
秋田市飯島にある秋田火力発電所の4号機は1980年に稼働を始めました。環境への負荷が大きい石油を燃料としていることや設備の老朽化もあり、来年3月の廃止が予定されていました。
しかしロシアによるウクライナ侵攻などから世界的に燃料価格が高騰し特にLNG=液化天然ガスの価格が上昇しています。これを受けて東北電力は電力を安定供給するため、比較的安く発電できる石油を燃料とする管内唯一の秋田火力4号機について稼働を延長することを決めたものです。
東北電力が発表した4号機の新たな廃止時期は再来年=2024年7月。これまでの予定より1年4か月廃止を遅らせます。秋田火力発電所は1号機、2号機、3号機、5号機はすでに廃止されていて現在4号機だけが稼働しています。